電磁波過敏症について


Point 1

電磁波過敏症とは

電磁波過敏症とは、微弱な電磁波を浴びただけで過敏に反応し、頭痛や吐き気・めまいなどを発症してしまう症状で、アメリカ合衆国の医学書ウィリアム・レイ博士によって命名されました。
『電磁波過敏症』を訴える人々は主として、高圧送電線や家電製品から発せられる電源周波数(50/60Hz)と携帯電話や基地局塔(形式としてはアンテナのついた電柱等)からマイクロ波を症状の原因とみなしています。
一方、同じ電波においても、携帯電話(マイクロ波)と送電線(極超長波)との電磁波の間の波長や周波数の比は、7桁ものオーダーに達する為、性質も異なり、両者を同列に議論することは出来ません。
両者の中間の周波数の物にはIHヒーターや非接触ICカード、ICタグ等が有ります。

マイクロ波には電子レンジの能力に見られる様に加熱作用がありますが、電磁波過敏症とされる症状で議論になるのは、加熱によって生じる副次的な熱的効果ではなく、それ以外の非熱効果、すなわち電磁波そのものが健康に影響を与えてるか否かという点にあります。


電磁波過敏症と称される症状は個人によって異なり、世界保健機関(WHO)の研究報告書(ファクトシートNo.296)では、『電磁波過敏症は、人によって異なる様々な非特定症状を持つのが特徴である』とした上で、いくつかの症状を挙げています。
症状が何であれ、電磁波過敏症は現実に生じており、患者にとって日常生活に支障を来す程の問題となることがあります。


 ※ 以下はウィリアム・レイ博士による電磁波過敏症の症例です

 (1) 目の症状 : 見にくい、目が痛い、目がうずくなど。
 (2) 皮膚の症状 : チクチクした感覚、乾燥する、赤くなる、皮疹やできものなど。
 (3) 鼻の症状 : 鼻づまり、鼻水など。
 (4) 顔の痛み : 顔のほてる、むくむ、水泡、ひりひりする。
 (5) 口の症状 : 口内炎、メタリックな味がする。
 (6) 歯や顎 : 歯の痛みや顎の痛み。
 (7) 粘膜の症状 : 乾燥、異常な渇き。
 (8) 頭痛 : 単なる頭痛のみならず記憶喪失やうつ症状まで。
 (9) 疲労 : 異常な疲れ、集中力の欠如。
(10) めまい : 気を失いそうな感覚、吐き気。
(11) 関節痛 : 肩こり、腕や関節の痛み。
(12) 呼吸 : 呼吸困難、動悸。
(13) しびれ : 腕や足の痺れ、麻痺。

(14) 精神的ストレス : 常に電磁波を浴びているという苛立ち。
(15) 睡眠障害 : 精神的ストレスに伴う症状。



Point 2

携帯電話の電磁波


携帯電話の電磁波は、電波の中でもマイクロ波という分類に入ります。マイクロ波はテレビやラジオの周波数よりも高く、携帯電話以外では電子レンジ、IHヒーターなどが代表的です。
電磁波の人体への影響には、@刺激作用、A熱作用、B非熱作用の3種類がありますが、それぞれについて説明します。


@ 刺激作用は、100kHz以下の低周波のみ人体に作用するので、携帯電話で使用されるマイクロ波には当てはまりません。

A 熱作用については、電磁波の熱作用を利用した調理器具の電子レンジと携帯電話は同じ周波数帯に属しており、更に携帯電話は通話時に頭部に非常に近い位置に固定される為、脳や眼球へ何らかの影響があると思われますが、電子レンジの出力500〜600Wに対して携帯電話はおよそ1000分の1程度のエネルギーの0.6〜0.8Wですので、携帯電話での熱作用による体温上昇はほとんど無いと言われております。
しかしながら、マイクロ波の特徴である丸い物体の中心に熱が集中する『ホットスポット効果』により、特に血管が少ない眼球や睾丸など熱拡散が難しい人体組織への影響を心配する声もあります。

B 非熱作用については、研究や議論が交わされており現在はまだグレーゾーンの問題ですが、
  ・ 遺伝子損傷
  ・ 脳腫瘍や耳の聴神経腫瘍などの癌が発症
  ・ 頭痛
  ・ 睡眠や学習に影響
などの影響が危惧されている反面、非熱作用は認められないとする報告もなされています。

しかしながら、『電磁波とは』でも述べている様に2011年の世界保険機関(WHO)の公式見解では携帯電話の電磁波と発がん性の関連について、限定的ながら『可能性がある』としています。携帯電話を耳にあてて長時間通話を続けていると脳などの癌を発症する危険性が有るとしています。

いずれにしても、マイクロ波の非熱作用による人体への有害・無害の結論は未だ出ておらず、様々な角度からの研究結果が待たれ
るところです。

電磁波過敏症を病気と認定している国
 ・ スウェーデン  ・ スペイン   ※ 現在の日本においては病気と認定されておりません。



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